業界未経験者を採用しているリラクゼーションサロンもあります。
そのようなサロンは技術・経験のない新人セラピストに対して技術研修を用意しています。

未経験者歓迎!と求人広告に記載しているリラクゼーションサロンでは
「無料研修あり」と記載されていることも多いです。

しかし、注意が必要です。
「無料研修」と記載しながら「完全無料」ではない場合も少なくありません。

完全無料ではない無料研修について今回は解説します。

完全無料ではない無料研修のパターンは2つあります。
1.経費が有料
2.有料だが条件付きで無料になる

1.経費が有料の無料研修の場合
研修自体は無料、技術指導料はですが、研修を行うにあたっての必要経費を請求する場合があります
教材費(テキスト代)、シーツクリーニング、受験費など様々な形で経費を請求されます。

ある大手のリラクゼーションサロンチェーンの場合
テキスト代7000円、研修終了テスト受験費5000円といった形で請求されています。
研修終了テストが不合格であった場合、有料研修となり再テスト(受験費用5000円)が追加されていく形になります。

2.有料研修が条件付きで無料になる場合
「無料研修」と言いながら、実際は有料研修という場合です。
ただ、リラクゼーションサロンが提示する条件をクリアすると研修費用をリラクゼーションサロンが立て替えてくれるので、支払わなくていい。実質無料という形をとるリラクゼーションサロンがあります。

あるフランチャイズのリラクゼーションサロンの場合
フランチャイズ本郡の運営するスクールに入校。スクールの費用は30万円。30万円はフランチャイズサロンが立て替える。1年以上サロンに勤務したら、返済不要、1以内にやめたらスクール費30万円全額を一括返済する。

無料研修という言葉で未経験者を引き寄せて
スクール費用を貸付、拘束するのは詐欺的ともいえます。
無料研修と書いてあるけれど、完全無料ではないことに関して通常はサロン側から面接時に説明があります。

しかし、なかには相手が気づかないことをいいことに、説明せず研修日程を組み、研修をはじめ、断りにくくなってから詳細を話すリラクゼーションサロンもあります。

業界の悪い面を知らない未経験者は無料研修という言葉をそのまま受け取らないようにしましょう。
必ず面接時に、「研修無料とありますけど、完全に無料なんですか?」と研修に関してしっかり確認しすることをおススメします。